初めまして。クレエニイガタの松永です。
この記事を読んでくださった方のなかには、「新潟が好き」「この先も心地よく暮らしていきたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
その一方で、毎日のように流れてくるニュースやSNSを見ていると、どの情報を信じればいいのか分からなくなったり、なんとなく息苦しさを覚えたりすることもあります。
私自身、2022年にエシカル・コンシェルジュ10期生として講座を受講しましたが、エシカルに興味を持った背景には、そんな「見えない不安」や「社会への違和感」がありました。
この15年で、日本社会は大きく変化しました。
東日本大震災によって、当たり前の日常が決して当たり前ではないことを痛感し、その後も感染症の流行や物価高など、暮らしを揺るがす出来事が続いています。
便利になった一方で、私たちは多くの情報に囲まれ、「本当に大切にしたいもの」が見えにくくなっているのかもしれません。
そんな今だからこそ、「エシカル」という考え方が大切になってくると感じています。
エシカル(ethical)とは、「倫理的な」という意味を持つ言葉です。
少し難しく聞こえるかもしれませんが、「人や社会、地域、環境に配慮した選択」のこと。
特別なことをする必要はありません。
長く使えるものを大切にすること。
地元でつくられたものを選ぶこと。
地域の文化や仕事を知ろうとすること。
そんな小さな選択も、エシカルな行動の一つです。
編集者として新潟県内を取材するなかで、私は何度も感じてきました。
農業、ものづくり、伝統工芸――
新潟には、人や自然と共に暮らしてきた文化が、今も数多く残っています。
だからこそ、新潟は「エシカル」という考え方と、とても相性の良い地域ではないでしょうか。
「問題の一部ではなく、解決の一部になろう」
これは、エシカル・コンシェルジュ講座の初回で印象に残った言葉です。
もちろん、常に完璧を目指す必要はありません。
けれど、「エシカル」というものさしを知ることで、普段は見えにくい背景や、地域の価値に気づけるようになる気がしています。
まずは、自分たちの暮らすまちを知ることから。
その積み重ねが、新潟をもっと心地よく、豊かな場所にしていくのかもしれません。
新潟という地域に根ざした視点で、これから少しずつ発信を続けていきます。
この発信を始めるきっかけをくださったエシカル協会の皆さまに、感謝を込めて。